発送方法を決める「FBAと自己発送」 – Amazon出店の王道より

Amazon出店の王道

本シリーズでは書籍「Amazon出店の王道」より、お役立ち情報をピックアップしてお届けいたします。より詳細な内容をご覧になりたい方はぜひ書籍のほうもご覧ください。

FBAと自己発送の違い

FBAの利用は商品登録後、FBAを利用したい商品をFBAに登録して専用のラベルを貼り、Amazonの倉庫に商品を発送するだけなので手軽に利用できます。
一方の自己発送は、顧客から注文が入るとAmazonからメールが届きますので、注文内容を確認して納品書を印刷し、商品と納品書を箱に入れるなどして、送り状を貼って発送して出荷通知を送信すれば完了です。

FBAの手順

商品登録後にFBAに登録(商品のサイズ、重量、個数など)
注文が入ったら、Amazonが受注・発送を代行してくれる

自社発送の手順

注文メールを受け取る
注文内容を確認して納品書を印刷
商品と納品書を梱包
送り状を貼って発送

出荷完了通知を送信(送り状の追跡番号があれば番号を入力する必要あり)

FBAで得られる3つのメリット

FBAを活用するメリットは大きく3つあり、1つは受注から配送までを代行してくれるのでその手間が省けることです。上記の説明のとおり、自社発送の場合には注文が入ったことを都度確認する必要があり、その度に納品書の印刷、梱包、送り状の発行、発送という手間がかかりますが、FBAであればそれらをすべて代行してくれます。

2つ目は配送スピードがAmazonと同じになることで翌日配達や即日配達が可能になり、お客様が商品を購入する確率(コンバージョン率)が大幅に上がることです。おおげさな話ではなく、実際に自社配送からFBAに切り替えるだけで売上が2倍や3倍になることもよくあります。

3つ目はカスタマーサポートを代行してくれることです。FBA商品が購入されると、購入者からのお問い合わせ、返金、および返品を、Amazonのカスタマーサービスチームが管理してくれるので、出品者の時間の節約につながります。ただし、商品に関するお問い合わせは出品者自身が対応する必要があります。
(服&ファッション小物、シューズ&バッグを含む特定の商品カテゴリーにはカスタマーサービスの追加料金が発生します)。

ただし、長期間Amazonに商品を預け続けるとFBA手数料とは別に在庫手数料が発生するので、回転率のいい商品に絞ってFBAを活用するのがおすすめです。

服&ファッション小物とシューズ&バッグの返品手数料について

服&ファッション小物とシューズ&バッグのカテゴリーでは、30日以内の返品時の顧客の注文手数料を無料にすることで購入を促すようにしています。そのため、本来顧客が支払うべきその返品手数料を、服&ファッション小物とシューズ&バッグの場合は出品者が負担することになります。かかる返品手数料は、FBAでかかる手数料の合計と同額です。

続きをご覧になりたい方は、ぜひ書籍「Amazon出店の王道」をご覧ください。