業種: ファッション用品 / 期間: 2026年5月〜7月
背景
商品名、仕様、商品説明、検索キーワードのテキスト改善を、売上構成比の高い商品から順に進めていました。反映から4週間が経った商品について、前後4週間のアクセス数と転換率を比べたところ、売上が伸びた商品と落ちた商品に分かれました。
単純な前後比較では分からない
落ちた商品は春物、伸びた商品は夏物でした。これは商品ページの良し悪しではなく、5月から7月にかけて需要が春物から夏物へ移る季節の動きです。
改善した商品の数字だけを見ても、それが「テキスト改善の効果」なのか「季節の動き」なのかは区別できません。
やったこと
同じ時期、同じカテゴリ、同じ季節性の「まだ改善していない類似商品」を比較の基準にしました。各改善商品に対して、売上規模の近い未改善商品を最大10品合算して対照群とし、両者の変化の差を見ています。季節や市況は両方に等しく効くので、差を取ればテキスト改善そのものの効果が残ります。
画像やA+コンテンツを同時に刷新した商品は、テキスト単独の効果を測る目的から対象外にしました。
どうなったか
夏物では、改善した商品のセッション数が増える一方で、未改善商品群は減っていました。たとえばある夏物商品は1,224から1,333へ増え、同カテゴリの未改善群は2,492から1,743へ減っています。同じ夏物の中で、改善した商品だけが集客を伸ばしていました。
春物は両方とも季節で落ちますが、改善した商品の落ち幅は未改善群と同等かやや小さく、下支えしていた形です。
一方で転換率への効果は、アクセスほど大きくありませんでした。テキスト改善は「購入を強く後押しする」より「検索で見つかりやすくして流入を増やす」方向に効いています。
学び
季節性のある商材で施策の効果を測るときは、対照群を置かないと判断を誤ります。生の数字だけを見て「改善は逆効果だった」と結論づけて施策を止めることが、最も避けたい失敗です。
留保
検証できた商品数がまだ限られており、統計的に明確な効果と断言できる段階ではありません。当社は「一貫した、弱いプラスの兆候」と評価しています。改善商品が増えるほど確度は上がります。
この施策は、Amazon運用代行サービスの一環として実行したものです。サービス内容と料金はこちらで公開しています。

