業種: 贈答品 / 期間: 2026年7月
背景
2026年のプライムデー(7月7日〜13日)に向けて、値引きではなくポイント付与でセールに参加する方針を取りました。
やったこと
一部商品を除き、販売価格の5%相当のポイントを付与しました。あわせて期間中のスポンサープロダクト広告の入札を引き上げ、露出を確保しています。
効果の測り方は、プライムデー週と、その直前週・直後週を同じ7日間で比べる形にしました。月次の数字だけではセールの効果と通常の変動が混ざるためです。
なぜポイントにしたか
値引きは価格そのものを下げるため、セール後に定価へ戻したときの割高感が残ります。ポイントは購入者の次回購入に還元される形で費用が発生するので、価格イメージを損ないにくいと判断しました。贈答品は贈る側の心理として「安売りされている商品」に見えることを避けたい事情もあります。
どうなったか
プライムデー週の売上は、前後週の平均に対して43.3%増でした。セッション数が44.5%増、平均注文単価が15.5%増と、来訪者の増加と客単価の上昇の両方が効いています。販売のあったSKU数も69から84へ増え、普段は動きの少ない商品にも購入が広がりました。
広告は費用を積み増しましたが、広告経由売上が88.9%増と伸びたため、ACoSは14.5%から9.4%へ改善しています。
売上の増加分からポイント原資(売上の5%相当)と広告費の増加分を差し引いても、増加分の約8割が残る計算でした。
セール後に購入率が最も高くなった
今回の分析で特徴的だったのは、セール終了後の週です。セッション数は直前週より12%少なかったにもかかわらず、購入率は10.40%と3週間で最も高い数字になりました。広告経由の成約率も、セール週の5.94%から翌週6.25%、翌々週7.19%と段階的に上がっています。
セール期間中に商品が多くの人の目に触れ、終了後に商品を目的とした来訪が増えた、という流れが起きていた可能性があります。
学び
セールの評価は「期間中の売上」だけでなく「終了後の購入率」まで見ると、施策の価値が変わります。値引きとポイントのどちらを選ぶかは、セール後の価格イメージまで含めて判断したほうがよいと考えています。
留保
セール後の購入率上昇は、購入率とクリック単価の動きから読み取った解釈です。セール中に検討した人の購入が翌週にずれ込んだ、という見方も成り立ちます。効果が継続するかは翌月以降の推移で確認しています。
この施策は、Amazon運用代行サービスの一環として実行したものです。サービス内容と料金はこちらで公開しています。

