業種: 贈答品 / 期間: 2026年6月〜7月
背景
分析の出発点で、商品ページを自社で編集できる商品群に絞って登録数と販売実績を並べました。登録371件のうち、5月に販売実績があったのは18単位でした。約95%の商品が、露出されないまま眠っている状態です。
原因はバリエーションの未設定
対象商品のほとんどが、色やサイズ、種類の違いを1つの商品ページに束ねる「バリエーション設定」をしていませんでした。本来1ページにまとまるはずの商品が、個別のカタログとしてバラバラに存在していたことになります。
これが機会損失になる理由は3つあります。レビューが分散して1ページあたりの評価が薄くなること。販売実績が分散してAmazonの検索順位が上がりにくくなること。別の色を探す購入者が検索結果に戻り、その途中で競合に流れること。
やったこと
クライアントにASINの入力とグルーピング案の確認を依頼し、当社でバリエーション設定を行いました。設定は6月から進め、7月中に通常商品の統合を終えています。
ASINの入力をお願いした理由は、Amazonの商品データを一括ダウンロードしてもASINが含まれない仕様のためです。セラーセントラルでSKUを1つずつ検索してASINを拾う作業が必要でした。
どうなったか
7月の対象商品群は、売上が前年同月の約2.8倍になりました。購入率は3.84%から5.58%へ改善しています。同一シリーズの商品が1ページに集約されたことで、対象商品群のアクセス数は2,238から4,053へと約1.8倍に増えました。
アカウント全体に占めるこの商品群の比率は6.2%から15.2%へ上がっています。
学び
販売データに表れるのは「売れている商品」だけです。データに表れない休眠商品こそ最大の伸びしろで、それを見つけるには登録商品の総数と販売実績のある商品数を並べて見る必要があります。
留保
7月はプライムデーの押し上げを含みます。設定完了が月の後半にかかった商品もあるため、効果の確認は8月以降の推移とあわせて続けています。

