本シリーズでは書籍「Amazon出店の王道」より、お役立ち情報をピックアップしてお届けいたします。より詳細な内容をご覧になりたい方はぜひ書籍のほうもご覧ください。
カートを取れるか否かで勝負が決まる
Amazonですでにほかの出品者が販売している商品を販売する場合は、カートを取れる商品か否かが非常に重要なポイントになります。
カートを取るというのは、商品ページで優先販売権を得ることを言います。
Amazonの商品ページ(PC版)の右上にカートボックスがありますが、その下に「出荷元 Amazon/販売元 xxxxx」という表記をご覧になったことがあるかたも多いと思います。
これは、いまこの商品の「カートに入れる」をクリックすると「xxxxx」という出品者からの購入になりますよ、ということです。
ちなみに「新品&中古品(23)点:¥8,989より」という箇所をクリックするとほかの出品者からの出品を確認することもできますが、わざわざそのような方法で出品者同士を比較してから商品を購入するユーザーはほとんどいません。
つまり、よりよい条件で商品を販売することができなければ、既存商品で売上を上げることはほとんど不可能といっても過言ではありません。
このとき、カートを取るための主な条件となるのが、販売価格、配送スピード(在庫の有無)、出品者の信用度になります。
販売価格
販売価格は仕入れ価格に依存するため、ほかの出品者より安く仕入れられるルートを持っていない限り、販売価格で勝つのは難しいでしょう。
相乗り出品の場合は、自社の販売価格的優位性のある商品を出品することをおすすめします。
配送スピード
競合がいる場合は配送スピードを極力短くしましょう。
FBAを使うのであればAmazonの配送スピードと同じになるので、それ以上はありません。
自社配送の場合は「設定」メニューの「配送設定」で設定した内容によって、日数が計算されます。
特にFBAを活用できない超大型商品や冷凍・冷蔵食品などは、ここで設定する日数で配送スピードが変わってくるので要チェックです。
出品者の信用度
出品者の信用度は、配送日数などの決められた約束事を守ることで下がることを防げますが、信用度を上げるにはお客様からのレビューで高評価を獲得することが必要です。
ここで言うレビューとは商品に対しての評価ではなく、出品者に対する評価になります。
出品者の評価もカスタマーレビューと同様に獲得するのが難しいのですが、ぜひ活用してください。
既存の商品ページを編集できるのは誰?
既存の商品を出品する際に気を付けるポイントがもう1つあります。
それは商品ページに掲載される商品情報は、信用度の高い出品者の情報が反映されるということです。
出品者の信用度は、基本的には獲得している評価の数が多く、評価も高い出品者ほど高くなります。
ですので、せっかくたくさんの情報を準備して登録したとしても、信用度の高い別の出品者の情報が優先されてしまうので、それらが無駄になってしまうこともよくあります。
ただし、この状況を打破できる条件が1つだけあります。それはブランド登録という機能を活用する方法です。
ブランド登録を行うことで、そのブランドのオーナーとして商品情報の優先的な編集権を獲得することができます。
続きをご覧になりたい方は、ぜひ書籍「Amazon出店の王道」をご覧ください。