商品画像とA+編 – Amazonの売れる商品ページの作り方

商品画像とA+編

「Amazonの商品ページを作成したいけど、商品名や説明文が適切かどうか分からない」
「売上をもっと上げるための商品ページの作り方を知りたい」
「商品名やキーワード、商品説明文の適切な文字数ってあるの?」

このような課題に面して、Amazonの商品ページ作成に課題を感じていればこの記事がきっとお役に立てるでしょう。
これまでブルーグースで実施してきた商品ページ改善の結果、カテゴリーランキングで1位を獲得したり、売上を何倍も伸ばしたりしてきました。
ここでは、そのノウハウをお伝えしていきます。

連載一覧

#0 Amazonで売れる商品ページの作り方
#1 商品説明文編
#2 商品名とキーワード
#3 商品画像とA+
#4 プロモーション
#5 Amazon広告

商品画像とA+とは

すでにAmazonで商品を販売されている方には説明不要かと思いますが、簡単に商品画像とA+について解説したいと思います。

商品画像

商品画像

商品画像は商品詳細ページの最上部に掲載される画像情報で、主にメイン画像とサブ画像があり、最近ではブランド登録をしていると動画も自由にアップできるようになっています。

ベンダー、出品者、商品カテゴリー、時期などによって変わる可能性はありますが、商品画像の最大掲載枚数はメイン画像1枚と、サブ画像8枚(ベンダーはさらに多く掲載できる傾向にある)、バリエーションのサムネイル用画像1枚を登録できます。

登録した画像はPC版の商品詳細ページでは、画像をクリックしてすべての画像を見るようにするとすべて閲覧できますが、スマホ版ではメイン画像を含む最大7枚、動画を掲載している場合は1つの動画と最大6枚の商品画像を閲覧できるようになっています。

また、メイン画像は白抜き背景にするというルールがありますが、検索結果やレコメンドのサムネイル画像としても表示されるものなので、画像が荒かったり、ぼやけているものはその時点でお客様からクリックされる確率がかなり下がってしまいます。

A+

A+(エープラス)

A+は、セラーセントラルでは「商品紹介コンテンツ」というメニューから作成できる、画像とテキストを組み合わせて作成できるコンテンツです。

A+は最大7つのブロックで構成することができ、そのブロックに予め用意されたモジュールで画像とテキストを埋め込んでいきます。モジュールは全部で17個あり、画像とテキストを様々なレイアウトで配置できる仕様になっています。

ブランド登録をしていると、ブランドストーリーというコンテンツも作成でき、ブランドストーリーは共通のコンテンツを対象ブランドの通常A+の上部に配置でき、ブランドストアにリンクを貼ることも可能です。

また、現在は一部のベンダーのみに提供されているA++(もしくはプレミアムA+)というものも存在しており、A++には動画を掲載できたり、通常のA+よりもよりリッチな見せ方をできるようになっています(出品者にも提供されているかは不明)。

商品画像とA+の役割

商品画像とA+の最大の役割は、ビジュアルで商品を訴求することになりますが、それぞれで異なる訴求にしたほうがより効果的です。

商品画像の役割

商品画像は商品詳細ページを開いてすぐに閲覧できる場所に掲載されているため、商品詳細ページを訪れるすべてのお客様が目にするものとなります。

画像はテキストと比べて情報量が非常に多いので、商品画像でうまく訴求できないと画像を数枚見ただけで「自分には必要のない商品」とお客様に判断されてしまうでしょう。

つまり、Bullet PointやA+などでどんなに素晴らしい内容を掲載していたとしても、商品画像でお客様の興味を引けなければ、その時点でお客様は商品詳細ページから離脱してしまうということです。

では、どのような商品画像を掲載すればいいのでしょうか?

それは商品説明文編で解説した、Bullet Point用に作成した適切な商品情報を元に商品画像を作成することです。商品の価値を伝えるための訴求ポイントが明確になっているので、その訴求ポイントを元に必要な画像を作成すればいいのです。

例えば、商品説明編で記載している「バスタイムを優雅なひとときに」というキャッチコピーをすでに作成しているとします。そうすると、そのシチュエーションに沿った画像を作成すればいいので、訴求ポイントが明確な商品画像を作成できます。

商品説明文編で解説している内容と同様に、商品画像でも商品のスペック情報や特徴を全面に持ってくると、お客様の心を動かすことはできません。

商品画像は、商品詳細ページを訪れてくれたお客様との最初のタッチポイントです。そこで自分の商品に興味を持ってもらうためには、やはり「その商品が手元に届いたときにどんないいことが起こるのか」を示してあげることが重要です。

それをビジュアルで、より鮮明なイメージを見せることが商品画像の重要な役割です。ここでお客様に興味を持ってもらえれば、自ずと商品詳細ページをスクロールして、詳細な商品の特徴やスペック情報も閲覧してくれます。

A+の役割

では、A+にはどのような情報を掲載すればいいのでしょうか?

もちろん商品画像と同様に商品の価値を伝えるための訴求ポイントを掲載してもいいのですが、それでは詳細なスペック情報や商品の特徴の説明がおろそかになってしまいます。

ですので、A+はスペック情報や商品の特徴をメインとしたコンテンツを作成するようにします。

商品画像でお客様の心を動かし、A+で冷静に商品の確認をしてもらう、という流れを作ることができ、感情的にも論理的にも納得してもらったうえで商品を購入してもらうことができます。

画像のクオリティ

商品画像もA+に使用する画像も、どちらもブランドのキャラクターに沿った(もしくはそれ以上の)クオリティに仕上げる必要があります。

最近はiPhoneなどでもかなりいい画質で撮影できるので、画像の大きさや画素数などの面では十分なクオリティで撮影できます。

しかし、商品画像(A+含む)はそういった数値的なものだけでクオリティの高低を測ることはできません。

Amazon(どのECサイトも同じですが)では、商品の情報は画像(動画)とテキストからしか得ることができず、実際に物を手にとって確認したり、店員が商品の良さを説明したりもしてくれません。

ファッション系商品は試着できるサービスも増えてきましたが、それでもその試着する商品をどのように選ぶかは、やはり画像とテキストの情報に依存します。ですので、商品画像は撮影技術面でのクオリティも非常に重要です。

こちらの画像はどちらも同じ商品ですが、素人が撮影したものとプロが撮影したものなので、その違いがよく分かると思います。ぱっと見たときの印象で、恐らく多くの人がプロが撮影したほうに好印象を持つのではないでしょうか。

素人が撮影
素人が撮影
プロが撮影
プロが撮影

最近ではInstagramの流行もあり映える画像の認識が広まってきているので、プロのカメラマンでなくても技術的に優れた画像を撮影できる人が増えてきましたし、その指南本やWebサイトなども増えてきました。

また、ECでの流通が増えるにつれて、安価に物撮りをしてくれる業者も増えてきています。

まずは本などで勉強しながらご自身で商品画像を作成してみるのはいいと思いますが、もしそれでもあまりいい画像が作れないという方は、ここは先行投資と割り切って撮影業者などに商品画像の作成を依頼されることをおすすめします。

なぜなら、繰り返しになりますが、商品情報は画像とテキストだけでしか得ることができないので、商品の魅力を伝えるために非常に重要な要素となるからです。

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#2 商品名とキーワード
#3 商品画像とA+
#4 プロモーション
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